みなさんが朝の気分を入れ替えるのはどんなタイミングですか?それがメイクの時間という方、女性の中では少なくないと思います。メイク時間をもっと特別に感じるためにさまざまなコスメや道具を揃えていますが、その中でも特に憧れるのがアンティークドレッサーです!
しかしそれと同時に、部屋に置く場所がないからと何度も諦めてばかり…
もしあなたも同じ理由でドレッサーの購入を迷っているなら、”スペースを節約できるドレッサー”を選択肢に加えてみるのはいかがでしょうか。
その代表的なものが、大きなミラーとチェストが一体になった「ドレッシングチェスト」です。
収納機能も一緒に付いてくるなら、スペースを無駄にしないと思いませんか?
今回はアンティークのドレッシングチェストについて詳しく紹介していきます。ぜひ実際に部屋の中にある光景を想像しながら読んでみてくださいね。
ドレッシングチェストとは?

ドレッサーは鏡の付いた天板の下に椅子が収納できるスペースがある、デスクのような形です。そのため、しばしばドレッシングテーブルやドレッシングデスクとも呼ばれます。
対してドレッシングチェストはドレッサーとチェストが一体になった家具のことで、天板の下はデスクではなく、チェストの形になっています!ドレッサーの中にも数段の引き出しを備えた両袖机の形があってか混同されることもありますが、このように区別してみると一目瞭然ですね。

ドレッサーとしてもチェストとしても利用できる一つ二役のドレッシングチェストは、省スペースこそが大きな利点です!

洋服やアクセサリー、化粧品や美容グッズなど、綺麗に整理整頓したい物がある方にはより魅力的に映るかと思います。
ただしその反面、デザインの幅はチェストに依存することになります。複雑な形状や凝った細工を施しやすいドレッサーに比べると、ひとつずつの個性は控え目なことが多いですね。
しかし意味を返せば、シンプルなデザインで空間に馴染みやすいとも言えます。
パッと目を惹くことは無くても、部屋のテイストを崩すことは無いだろうと思える安心感。そうしたシンプルデザインの強みを活かして、インテリアコーディネートを楽しんでみて下さい。
ドレッシングチェストの成り立ち

ドレッシングチェストの誕生は明確ではありませんが、起源を辿っていくと18世紀頃のヨーロッパでチェストの上に鏡を置いて身支度に使っていた形が元になっていると考えられます。
例えば18世紀初期のフランスで流行したコモード(画像左)と呼ばれる豪奢なチェストを壁鏡と組み合わせて化粧台としたり、同じ頃のイギリスではチェストに鏡台(画像右)を組み合わせて使ったりしたそうです。
この頃はロココの流行が物語るように「女性的な文化」が前面に出た時代で、女性から男性までが周りと競うように自分を美しく着飾っていました。
化粧も髪形も盛って、服装でもっと華やかに!と燃えていた人々はいったいどれだけの物を所有していたのでしょう…もしかしたら物で溢れ返った部屋を見て、少しでもスペースを節約しなきゃと考えた末にドレッシングチェストが誕生したのかもしれません。
あなたには向いている?ドレッシングチェストのメリットとデメリット
ドレッシングチェストの「メリット」

「省スペース」
ここまででも何度か触れましたが、一番のメリットはチェストとドレッサーの一つ二役ができるおかげでスペースを節約できることです。
メイク道具や洋服など、身支度に必要なものを収納すればスムーズな生活動線をつくることもできますよ!
ドレッサーだけのスペースを作ることが難しい方にとってまたとない家具になっています。

「大きな鏡」
ドレッシングチェストは顔の位置に大きな鏡が備え付けられているので、全体のバランスをチェックしながらメイクをすることができます。
ドレッシングチェストの鏡までの奥行きは大体40~50cmほどですが、これは会話相手との対面距離とおおよそ同じです。小さな鏡だとついつい至近距離でメイクを確認してしまいますが、そんな距離まで近づくのは恋人くらいでしょう。友達や気になる人と会う時のメイクは、大きな鏡でチェックするといいですよ!
「私物の保管」
メイク道具もアクセサリーも、すべて自分だけのものが詰まった、いわばプライベートな空間であるドレッサーは、他人を寄せ付けない聖域のようになったりします。
だからこそ自分の大切なものをドレッサーやドレッシングチェストにしまう方も多いようです。実際わたしの母親も、母子手帳や育児日記、へその緒などをドレッサーに保管していたのを覚えています。とても大切なものがあれば、鍵付きの引き出しに入れて保管しておきましょう。
ドレッシングチェストの「デメリット」
「椅子」
テーブルの形状ではないからか、椅子が付属していない場合が多いです。ドレッシングチェストの天板の高さに合わせて選んだり、デザインを揃えたり、椅子選びのセンスが購入者に求められます。
また椅子を収納するスペースもないので、そのまま真正面に置いておくと物を出し入れする時に邪魔になります。ドレッシングチェストのサイドに椅子を置くスペースを作るなど工夫が必要です。
「鏡までの距離」
ドレッサーのように天板の下のスペースがないため、脚がチェストにぶつかってしまい鏡の至近距離まで近づくことができません。
鏡との距離が開くため、ポイントメイクや細かい仕上がりのチェックは手鏡や置き鏡・アームミラーなどを用いる必要があります。ドレッシングチェストの鏡はあくまで「全体のバランスを見る目的で使う」と割り切れる人に向いているでしょう。
ドレッシングチェストのデザインとスタイル
これまで当店で扱ってきたドレッシングチェストから、いくつかピックアップしてご紹介します!アンティークは1点物のため、タイミングによってはすでに売約済みのものもございますが、どういったデザインがあるかご参考にしていただければと思います。
イギリスアンティークらしいクラシックデザイン

目の詰まった堅いオーク材と、年月を経て深みを増したブラウンが、英国クラシック家具の王道を行く趣を感じさせるドレッシングチェストです。
鏡を支えるツイストレッグがイギリスの伝統的な美しさを表現しつつ、楕円形のミラーが程よい柔らかさをプラスしています。
ヨーロピアンアンティークの美意識を感じるゴージャスな三面鏡

こちらはイギリスの老舗高級家具メーカーDREXEL HERITAGE(ドレクセルヘリテイジ)のコレクションラインのひとつであるold continent(オールドコンチネント)シリーズから発表されたプロダクトです。
古き良き時代のヨーロッパを意識した高貴な装いは、引き出しのパネルに彫られた高浮き彫り(ハイレリーフ)がもたらす立体的な陰影とラグジュアリーな金の取っ手がもたらしています。
ピュアな色合いが乙女心くすぐるシャビーシックカラー

当店の手によって、優美なスモーキーピンクに生まれ変わったドレッシングチェストです。
繊細な細身のラインが空間に軽やかな風を吹き込み、ニュアンスのある淡いピンクがどこか儚げでクリーンな佇まいを演出します。控えめな装飾の中に少女のような可憐さを秘めた一品です。
今どきのお部屋にも似合う北欧モダンデザイン

北欧モダンのすっきりと整ったフォルムをしたドレッシングチェストは、横にワイドな幅が特徴です。チェストよりもサイドボードに近いデザインともいえます。床に向かって細くなる脚は、全体の印象を引き締めています。
横長なチェストにあわせた鏡部分も、ダイナミックなサイズ感です。ここまで大きな鏡の前で毎日の身支度を済ませるのは、特別さを感じざるを得ないでしょう。鏡のそばのディスプレイもこだわりたくなってしまいます。
精巧な和の彫刻が目を惹く軽井沢彫りのデザイン

日本の伝統工芸である軽井沢彫りによって、大胆に咲かせた桜の意匠が目を引くドレッシングチェストです。チェストの枠組みには手を付けずに引き出し部分のみを彫刻しているおかげか、まるで窓の向こうに咲く桜を眺めているようではないですか?
鏡に向かう度に、縁(ふち)に敷き詰められた花びらの彫りがふくよかな春の生命力を感じさせてくれる意匠が素敵です。
ユニークな発想で毎朝を楽しくする鍵付きデザイン

こちらはユニークなギミックが好きな方に喜んでもらえそうな、一工夫凝らしたドレッシングチェストです。一見するとシンプルなチェストですが、最上段に付いた鍵穴に鍵を差し込んで開けると、大きな鏡が現れてドレッシングチェストへ様変わりします!
見た目もすっきりと収まって気持ちがいい仕掛けですね。毎朝鍵を開けて鏡の前に座るルーティーンが、朝の気分をぱちっと切り替えてくれる。そうした生活模様が目に浮かぶようです。
最後に
ドレッサーでスペースを占領することに気が引けてしまう方でも、チェストと兼用できるドレッシングチェストなら気軽にプチ贅沢を味わうことができますよ。
サイズも幅広く展開されているので、あなたの部屋にカチッとはまるドレッシングチェストもきっと見つかるはず。
ラフジュ工房でもたくさんのアイテムを揃えているので、ぜひとっておきの一品を探してみてください。










